MacBook proを使い始めて困ることは、Windows用アプリをインストールできないことです。
普段はMacBook Proをメインに使うようにしていますが、どうしてもMacOSに対応していないアプリを使わなければならない時、Windows PCの立ち上げが必要になります。
そこで、せっかくのMac Book Pro!
Boot Campでブート分けし、1PCで、MacOSとWindowsOSの切り替えが可能だと聞き、わざわざIntelのMacBook Proを選んだので、「MacBookでWindowsを使う!」ことにします。
ただし、ブート分けせず、AppleシリコンMacにもWindowsがインストールできる「Parallels」という存在があることを知ったので、どちらがいいのか比較してみました。
Boot Campを使ってブート分けし、MacBookにWindowsをインストールする?
Boot Campとは、IntelベースのMacにMicrosoft Windows10をインストールし、Macを再起動する際にmacOSとWindowsを切り替えてくれる道具のことです。
ハードディスクをパーテーションで分け、Windowsをインストールする側のブートをWindows用にフォーマットし、Windowsをインストールしてくれ、再起動後どちらのOSで立ち上げるかを選択できるようにしてくれます。
Boot Campを使用する条件
条件は満たしています。
最新のmacOSアップデートをインストールしていること。
64GB以上の空き容量(128GB以上が推奨)があること。
なにせ、満たしているMac Bookを選んで購入しましたから。
長い間のWindowsユーザーが初めてMacPCを触った時の感動レベルの使用感でWindowsPCとして使えるのはいいかも・・・が、心の片隅に芽生えます。
Boot Campのメリット
- Mac PCのハードウェアを利用できるので、Windowsの動きはサクサク!
- マウスがいらないほどの、タッチパッドの使いやすさが加わるので、「仕事やプライベートではほぼWindowsを使用し、時々Macで遊びたい」人には最適です。
Boot Campのデメリット
- ブート分けが必要だということは、MacPCのハードディスク容量を分けるということなので、ハードディスク容量の大きいMacPCが必要です。
- Boot CampはTPM2.0未対応のため、Windows11はサポートしていません。
- MacOS、WindowsOSの切り替えは、その都度再起動が必要です。
つまり、両OSを同時に立ち上げることはできないため、Mac、Windows間でのファイルのやりとりはできません。
比較した結果、Boot Campは使用しない
私がMacBook proでWindowsを実行したい理由は、両OS間でファイルのやり取りをしたいからです。
ほとんどのアプリはMacOS対応なのですが、MacOS非対応で、どうしても使いたいWindowsOS用アプリが3つあります。
Macで画像編集後Windowsへ移動したり、編集したファイルをWindowsで確認したりが理想ですが、そういう操作には、両OSを同時に立ち上げられないBoot Campは向いていません。
また、Windows11は、Windows10にはない「TPM 2.0とSecureBoot」が必要ですが、Boot Campはそれには対応していません。
Windows10をインストール後Windows11にアップグレードする方法もありますが、そこまでしてハードディスク容量をパーテーション分けしたくありません。
ということで、Boot Campを使用してのWindowsのインストールはしないことにしました。
Parallels Desktopを使ってWindows11をインストールする?
「Parallels Desktop for Mac」は、Microsoft社公認の「仮想マシン」です。
macOSとWindowsの両方の良さを体験し、パワフルなパフォーマンスとシームレスなインタラクションを実現すると謳われています。
Appleサポートにて「2020 年後期に発売された一部のモデルから、Apple は Mac の Intel プロセッサを Apple シリコンに移行していきます。」との説明があり「Parallels Desktop を使用して Apple シリコン搭載の Mac 上で Windows 11 の実行を Microsoftが初めて認定したソリューションです。」とありますので、今後 Windows for macの主流はParallelsになるのでしょうか。
Parallels Desktop for Macを使用する条件
- オペレーティングシステム
macOS Sonoma 15.0 以降
macOS Sonoma 14.0 以降
macOS Ventura 13.2 以降
macOS Monterey 12.6 以降
macOS Big Sur 11.7 以降
macOS Catalina 10.15.7 以降
macOS Mojave 10.14.6 以降 - プロセッサー
Apple のシリコン チップ (種類は問いません)
Intel Core i5、Core i7、Core i9 または Xeon プロセッサー - メモリ
16GB以上のRAM - ストレージ
Parallels Desktop アプリケーションのインストール用に 600 MB
ゲスト オペレーティング システム用の追加のディスク空き容量 (Windows OS の場合 16 GB 以上が必要) - グラフィック
Apple のシリコン チップ (種類は問いません)
AMD Radeon Pro グラフィックカード
結構重要な注意点!
AppleシリコンMacとIntelプロセッサ搭載Macでは、サポート対象のオペレーティングシステムが違います。
- Appleシリコンmac
ARMバージョンのOSのみサポート
Windows11 Pro および Enterpriseエディション(推奨) - Intelプロセッサmac
x86バージョンのOSのみサポート
Windows11(推奨)
つまり、Intel macの私はWindows11(Home)でもよく、Appleシリコンmacの方はWindows11 Proを用意する必要があるということです。
でも、自分勝手ですが、私の条件はHomeで十分なので、揃っています。
Parallelsのメリット
- アプリ(Parallels)を入れて、その中にWindowsをインストールする流れなので、始めるのも手軽で簡単。
- ウインドウの中は、そのままWindows! Windowsでできることは全てできます。
- macOS上にWindowsがあるので、MacからWindowsへファイルのやり取りも、覗き見も、ちょっと使いも、至って簡単。
- かと言って、Windowsもどきではなく、本物のWindowsです。
私の理想の使い方です。
Parallelsのデメリット
- Windows以外にParallelsを購入する必要があります。
- パッケージ版(バージョンのアップグレードなし)1回だけの支払い。
- サブスクリプション版(常に最新バージョン)年毎の支払い。
Parallelsの公式サイトで購入すると、現在35%OFFになっています。
【結論】Parallelsを購入しました。
私は開発者ではなく、Windowsアプリケーションが使えればいい、ただのアプリユーザーです。
なので1回だけの買取パッケージ版でも良かったのですが、もう少し仕事でWindowsも必要なので、サブスク版にしました。
今の私の感想は、
「Parallelsにしてよかったー!」です。
動きも重くなくサクサクで、思いついた時すぐにWindowsアプリが使えます。
MacBook Proを買って、ParallelsにWindowsをインストールして、本当に良かったです!